ども。
技術書典6が近づいてますね。僕は今回、メイン合同誌1つと本文寄稿の合同誌2つで執筆しました。
メインでは本文だけでなく表紙や編集も担当しつつ、寄稿では本文だけ執筆しました。
今回はその紹介ブログとします。
技術書典6
日時 2019/04/14 (日) 11:00〜17:00 場所 池袋サンシャインシティ2F 展示ホールD(文化会館ビル2F) 主催 TechBooster/達人出版会
技術に関する同人誌を頒布できるお祭りです。最近はすっかり知名度が向上しましたね。
かくいう僕は技術書典4で一般参加して感動。技術書典5では気づいたらサークル参加していました。
毎回混雑を極める技術書典、今回はじめて混雑時間帯は入場料を取る
ルールを追加しましたね。
これは大きめのサークルの本はすぐに売り切れてしまうことによる混雑でした。
我々も前回はすぐに売り切れてしまう事態に見舞われたので、今回は絶対に売り切れない自信のある数を持ち込みます。
メイン合同誌「挫折論への招待」
こちらはGrowthfactionによる「成長と充実するために作られた本」です。
前回、技術書典5では「セイチョウ・ジャーニー」という本を作りました。 これは「カイゼン・ジャーニー」の2次創作でした。
今回は「挫折論への招待」という名で、「エンジニアリング組織論への招待」の2次創作です。
もちろん、両本ともに著者に許可をいただいております。
1時間で200部を完売した前作「セイチョウ・ジャーニー」に続く、新刊「挫折論への招待」です。炎上案件。チームリード失敗。裏切り、破滅。人生には”挫折“がつきもの。 “挫折”に立ち向かうための技術が詰まった1冊です!「あのとき挫折から立ち上がれたのは偶然か?」「挫折する人は心が弱いのか?」「その挫折は、本当に挫折なのか?」著者の体験談と、認知心理学を絡めた理論で展開する技術書です。そしてなんと、本家「エンジニアリング組織論への招待」著者、広木大地さんの特別コラムも掲載!この世界を生き抜くための技術書をお楽しみください!
148ページ / 1500円 での販売です!
挫折をテーマにメンバー5人名+広木さん+寄稿24名が自論を展開
今回、挫折をテーマにしたのは「挫折論への招待」は前作「セイチョウ・ジャーニー」が関係しています。
「セイチョウ・ジャーニー」では、"どうしていいかわからない"は、もう終わりだというキャッチコピーでした。
このセイチョウ・ジャーニーを読んだ人は、もしかしたら何か新しい一歩を踏み出したかもしれません。
そんな誰かにとって、挑戦の次に訪れるのはもしかしたら失敗や挫折だったりします。
せっかく踏み出した一歩を後悔しないように、失敗してもまた立ち直れるように。 そんな願いを込めて、挫折という現象を理論的に捉えつつ、たくさんの人がお話を展開しています。
目次
- 第1章 挫折が人生の不確実性を減らす - ゆのん
- 第2章 挫折回避論への招待 - KANE
- 第3章 挫折認知論への招待 - てぃーびー
- 第4章 「理不尽な人生を愛するために知っておくべき10のこと」 - ヨコヤマリョウ
- 第5章 未來論への招待 - VTRyo
- 付録A:特別掲載:広木の挫折論
- 付録B:みんなの挫折論
挫折が人生の不確実性を減らす - ゆのん
株式会社アカツキVPoE、EMFMパーソナリティのひとり、kiitok相談者のひとり、と大活躍のこの男がトップバッターです。
これまでの豊富な経験と、たゆまぬ鍛錬で身につけた知識と理論が詰まった章です。
僕の感想は「この人も失敗するのか」でした。僕のような若手からすると、やはりVPoEという立場の人は遥か高みです。
そういう方が人間と同じような失敗を経験していると知るだけでも、ずいぶんと僕の心は軽くなりました。
ゆのんさんの凄さはここで終わらないことです。
なぜ挫折したか?どうすればよかったのか?
目を背けたい失敗体験と向き合あって変わっていきます。
「いや、向き合い方がわかれば苦労しないよ!」って、そう思ったあなた。
そうですよね、わかります。強い人は最初から強い精神が備わっていると思っちゃいますよね。
そんなあなたこそ、ゆのんさんのパートは効くでしょう。
簡潔に、しかし丁寧かつ理論的に自分との向き合い方を教えてくれます。
挫折と向き合って立ち直る
というのは、決して根性論ではありません。冷静に対応すれば、誰でもできるはずです。
人生の不確実性に向き合う方法論。
ぜひ、その目で確かめて見てください。
挫折回避論への招待 - KANE
2018年、Podcastを量産したベシャリ男が2番手です。
おしごとam&#おしゅうかつam
おやかた.am
そこまでゆうかねラジオ
成し遂げたいam
KANEのRadioSandbox
最近はKANEさん自身に関するブログも書いているようです。
他のメンバーが挫折した経験を書いていく中、ひとり「挫折を回避するための話」をしています。
上記の通り、KANEさんはたくさんのPodcastを配信しています。これだけやるとどこかで失敗や挫折がありそうですが、KANEさんの場合はほとんどその経験がなかったそう。
それを活かしての、今回の章というわけです。
挫折はどうしても心にダメージを伴います。挫折経験によって精神的に落ちていってしまうのであれば、もはやしないに越したことはない。という論でしょう。
マインドフルネスや、目標設定の工夫、ぶつかっている問題の分解、目の前に訪れる困難を冷静に捌くためのノウハウが詰まっています!
挫折認知論への招待 - てぃーびー
Growthfactionの創造主にして、最低7次請けで挫折している男です。
その後、CodeIQの元出題者をしていたり、Ruby Prize2018の候補者に残っていたりとRuby界隈では有名な方です。
てぃーびーさんの半生とともに、立ち直るための理論を一緒に追体験することができます。
本誌で最も現実的で、実践的な内容が書かれている章と言えます。
というのも、彼の挫折はIT業界の闇代名詞である多重構造
であり、立ち直るために実施したのはカウンセリングによる認知療法だからです。
どう思考すれば、自分を責めずに生きられるかを知ることで、今後も冷静に自他を見ることができるのだと思います。
そして彼も、不確実性を小さくするための方法論で章を締めています。
メンバーに共通して現れる不確実性
への対処法をおたのしみください。
理不尽な人生を愛するために知っておくべき10のこと」 - ヨコヤマリョウ
新メンバーのヨコヤマさんです。
バンド運営やスナックの自警、タロット占術師などをやりつつ、「盛り場のハイエナ」として呑んだくれの生活を送る。 その後、Webエンジニアとして再起をかけ、都内のITベンチャーに転職。色々あって現在は組織マネジメントを生業としている。
自己紹介文が独特なこの男。驚くなかれ、圧倒的文章力で挫折論への招待のエモ枠主役に躍り出ます。
実体験をベースに描かれる挫折論は圧巻の描写。夜の街が目に浮かぶ技術書はこの本以外になさそうです。
ヨコヤマさんが経験したひとつの挫折が負の連鎖を招き、徐々に人生が破滅していく姿が描かれています。
細かい心理描写や、急展開に惹きつけられながら、生きるために手に入れた理不尽への対抗法を知ることが出来る章です。
未來論への招待 - VTRyo
前作「セイチョウ・ジャーニー」をお手にとった方はご存知でしょうか。VTRyoのパートは相変わらず小説形式です。
今回はあとがきも色々書いてみました。あとがきにやたら力を入れる作家がいるのと同じです。作中の裏話なんかも書いています。
さて、前作ではたくさんの人からご感想を頂いており、とてもうれしく思います。
今日技術書典に行って、セイチョウジャーニー買いました!
— SukimA+ (@sukima_sgs) 2018年10月8日
VTRyoさんのところを読んでTwitterはじめました。 pic.twitter.com/0upc33xDQl
マヨイ・ジャーニーで行動を起こした人はすでに二桁は余裕だと思う。
— てぃーびー-転職活動中 (@tbpgr) 2018年11月20日
行動誘発装置だ。強い。
今、500部くらいはでてると思うけど、仮に 50人ぐらい行動してるかもしれない。10 人に 1 人行動を起こすってコンバージョン率高すぎるぞ。 #セイチョウジャーニー
そういえば、いわしまんという男が、セイチョウ・ジャーニーの感想を書いてくれたことがありました。
彼のブログで、僕のパート中唯一残念である
と書かれている部分があります……!
このストーリーで唯一残念な点を挙げるとすれば…名前があり個性を持つ登場人物として描かれているのが、Webエンジニア3年目の社会人男性の間宵誠君のほぼ一人だけであること。ホラこうね、こういう話にはやっぱりこう、ヒロインとかをry(ラノベ脳乙)
これはね…僕も迷ったんです。ええ。僕もラノベ脳なんで……ラブコメ好きなんで……それはもうマヨイました。
というわけで今回の主人公は女性です。
ボーイとガールがミーツするかどうかはぜひその目で確かめてみてください。
なお物語は、主人公ちゃんが仕事を通じてぶつかる壁を知識を持って乗り越えていきます。
もちろん精神論にはしてません。読んだ皆さんも、練習すればきっと再現できます。
なお、みずりゅさんの発売前特別エントリではこんなふうに紹介してもらいました。
それは、社会人エンジニア1年目の貴方が歩んだかもしれない物語。笑いの絶えない彼女から笑顔が消えた。窓のない部屋、見知らぬ白い天井、会話をしてくれなくなったトモダチ。そんな彼女に訪れた1つの出会い。寄稿者達へのインタビュー内容と著者VTRyo氏の体験談を交えたストーリーの結末は如何に。今なら、特別付録「ミトミク極秘メモ」もついてるよ。
前作を読んだ人も、読んでない人も楽しめるように
前回、作中に登場した架空の勉強会を、現実で開いたことがありました。
everyone-outputer.connpass.com
もともと、リアルとフィクションの堺目がなくなるような世界観を作りたいと思って仕込んでいたので、こんな感想をもらって感無量でした。
マヨイ・ジャーニーに出てくるのは架空のイベントだったか。「Everyone Outputer」ググっちゃった。
— テツヲ (@__T2O__) October 8, 2018
今回もちょっとした仕込みをしました。
- 前作を読んだ人は「おお!」となるように
- 今作から手にとった人は「前作も読みたいな?」となるように
ぜひ「セイチョウ・ジャーニー」と「挫折論への招待」をセットで読んでみてください!
※池袋サンシャインシティにて、セイチョウ・ジャーニー物理版を限定100冊持ち込みます!
特別掲載:広木の挫折論
本作の大元。「エンジニアリング組織論への招待」の著者、広木大地さん自ら特別コラムを書いてくれました。
「目標がなければ挫折すらできない」
これは、広木さんが今の広木大地になるまでのお話です。
何者でもない自分、何も持っていない自分。
その現実と未来を変えるために、どんなことをしていったのかが描かれています。
当時の広木さんは知る由もなかった、とある理論
に沿って行動して未来を変えたようです。
さすが商業作家、読みやすくスッと頭に入ってきます。
「エンジニアリング組織論への招待」や広木さんのQiitaを読んでいる人はきっと楽しめると思います!
みんなの挫折論
寄稿者24名によるコラムパートです。
人によって、挫折の定義は異なります。
挫折は失敗
と違って、人の主観で発生するものです。そのため、十人十色の挫折があります。
ぜひこの付録で色んな人の挫折論に触れてみてください!
※寄稿者のみなさまには、以下の質問をしています。
- あなたにとって挫折とは?
- あなたはどのような挫折をし、どうやってのりこえましたか?
無料サンプル版が読めます!
各章冒頭部分が無料で読めます!気になった方はぜひダウンロードしてみてください!
本文寄稿合同誌1 「エンジニアの成長を応援する本」
【告知】私たちのコミュニティは #技術書典 6で合同誌を頒布します。
— エンジニアの登壇を応援する会 (@engineers_lt) 2019年3月18日
会場にお越しの際は是非手に取ってください!おやかたさんのブース(あ01)での委託頒布になります。https://t.co/oNkulbWHoj#engineers_lt
「エンジニアの登壇を応援する会」という勉強会グループのボスである、ariakiさん主体の合同誌です。
『様々なアウトプットを通じて成長を加速する』をテーマに、20名の体験談が詰まった合同誌です。
誰かの背中を押したこと、誰かに背中を押されたこと、困難に立ち向かったことなど、アウトプットという経験を通じて自身が何を学びどう成長したかを課程と共に綴り、次にアウトプットを始める人の道しるべとなる本を目指しています。
VTRyoのパートでは「挫折論への招待」スピンオフを執筆
この章で僕が執筆したテーマは「困難なアウトプット」でした。
「挫折論への招待」で描ききれなかった部分を、こちらで描くことにしました。
一度失敗したことのあることに再度チャレンジするのは苦手意識から困難になりがちです。
苦手意識を制御し、どう準備すればプレゼンはうまくいくのか?
2017年、100名の社内プレゼン大会で2冠。2018年登壇数18とプレゼンテーションしまくった僕が「プレゼンへの苦手意識を排除する」までの経験をベースに執筆しています。
具体的なプレゼンテクニック的なのことも書いてますので、ぜひお楽しみに!
3冊買うと最大限に楽しめるぞ!
つまり……!
- さ03 Growthfaction「セイチョウ・ジャーニー」
- さ03 Growthfaction「挫折論への招待」
- あ01 親方Project「(委託)エンジニアの成長を応援する本」
を揃えるとスピンオフも楽しむことが出来ます。ぜひお立ち寄りください!
本文寄稿合同誌2 「ワンストップ勉強会」
親方さんが作る合同誌シリーズのひとつにも参加しています。
場所はさきほどの「エンジニアの成長を応援する本」と同じあ01です。
あ01 親方Projectおしながき
— おやかた@技術書典あ01 (@oyakata2438) 2019年3月31日
[新刊1] ワンストップ勉強会156p1500円 勉強会参加~LT登壇~主催まで
[新刊2] ワンストップ合同誌108p1000円 コミュニティや部活で合同誌を作ろう
表紙は@llminatollさん
[委託]エンジニアの成長を応援する本 20人のアウトプットと成長の物語https://t.co/6bTkae5D2o pic.twitter.com/c0hqjOV4L4
僕は普段イベント主催もしており、その運営ノウハウを詰め込んだ話を「スポンサーをつけた中規模勉強会をはじめよう」という章に込めました。
主催している、はっせーさんも寄稿しています。
僕らが運営する「転職LT」は、80〜100名程度が参加頂いてます。
初めて主催した時、懇親会費を取らず自販機飲み物による乾杯になるなど失敗をしながらやってきました。
勉強会運営は規模が大きくなるに連れて、楽しんでもらうための工夫が必要です。
はじめて運営するイベントにも参考になるように、ネタ出しのコツなども書いています。
以前、イベント主催に関するノウハウを話したことがありました。詳しく知りたいと思った方は、ぜひお手に取ってみてください。
目次
僕らが執筆したパートの目次です。
- 第13 章スポンサーをつけた中規模勉強会をはじめよう
- はじめに
- 私たちの勉強会について: 転職LT
- 計画〜当⽇ @VTRyo
- 勉強会計画: テーマを決めよう
- 勉強会計画: 会場さがし
- 勉強会計画: タイムテーブルを決めよう
- 勉強会計画: 募集の⽅法
- 勉強会計画: イベントページに書くもの
- 勉強会計画: 会場との打ち合わせ
- 当⽇: 会場⼊り
- 当⽇: 司会としての⽴ち回り
- 当⽇: 懇親会での⽴ち回
- お⾦の話 @はっせー
- 勉強会開催時のお⾦の話
- どうやって捻出するか?
- @はっせー- あとがき
- @VTRyo - おわりに
サークル主LTを主催するよ!
技術書典前夜祭!ぬしたち自慢の作品の見どころを知ることが出来ます。
このイベントをやろうと思ったのは、前回技術書典5のとき「表参道.rb」で行われた技術書典特集が面白かったからでした。
技術書典 行ったことない人も来ていて、そのひとたちも最後には興味を持って当日来てくれたなんてことがありました。
作品自慢を聞くのも楽しいですが、サークル主同士や一般参加者とサークル主との懇親も面白いです。
ご興味ありましたらぜひ!まだ間に合います!
さ03、あ01で買える!
実際僕が売り子をしているのは、さ03です。 また、今回ここで宣伝した本は以下の場所で買えます。
- あ01「エンジニアの成長を応援する本」
- あ01「ワンストップ勉強会」
- さ03「挫折論への招待」
- さ03「セイチョウ・ジャーニー」
当日お会いしましょう!