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【雑】 好き"ではない"ものからしか得られない栄養がある

好きではないものに取り組んだ時にしか得られない栄養がある。と、考えるだけで少しだけ見えている世界を変えたい。

「あーしんどいなあ」「はやく寝たいなあ」「もうやめちまうかあ」

『好きではないもの』とは、そんなことを考えているのに、しかしやめることは容易ではない何かのことだ。

好きではないものは消耗する

人間はよわい生きものなので、好きではないことに時間もエネルギーも避けない。義務感、責任感、その他なんらか別の動機が無意識に働き、なんとか動いている。

きついのにやめることはできない。現代においてそんな状況は稀である。だからこそ、貴重なものがあるのではないか。

好きではないものからしか得られない栄養がある

「好きではないものからしか得られない栄養がある」と考えてみることにした。

基本的には負の感情が溜まっていくと思う。あれこれやらない言い訳も出るし、深酒で明日を無駄にする確率も高まる。 が、この感情は他では中々体験できない。普段の生活において、そんな気持ちになってまで続けなければならないことがあまりない。

僕が爆発的にエネルギーを放出するときは、決まってつらく厳しい感情に苛まれているときだった。

ヒトは抱えている負のパワーを、別の行動エネルギーに転換できる

なぜこれほどまでにつらいのだろう、から始まって「これが気に食わないのか」「これがこうであってほしかったんだ」「ならばまずは……」と話を広げることで、行動につながる可能性を持っている。否、もっとひどい環境にいた時はもっと極端な発想だった。「なんとしてでも変えてやる」という爆発力があった。 無論やらない人もいるだろうが、僕は自分の「嫌なことから逃げたい」パワーを信用している。逃げたいけど逃げられないなら、嫌な成分を減らそうと戦い始める。

その行動が、好きではない成分を溶かす道を見つけてくれるかもしれない。

まるでそれが目的だったかのように

転じて、好きでやっていることにも活かせる時も来る。作家業である。物語の始まりは決まって理想から遠いところにいる。僕にとっては、主人公が突きつけられている現実の悩みをこの身体で理解できるチャンスでもある。

まったく別の目的にすり替えることで、つらい状況を利用できるのでは?という考えが生まれた。しかも、足掻けば足掻くほど貴重な体験が得られてしまう。

そしてこれは必ずしも作家業である必要はない。自分が「利用できる」と思う目的のものに転用すればいいのだ。

負の感情を抱いている時はかなりストレスがかかる。かけすぎると、心がたちまちぺしゃんこになるので、息抜きを忘れずに。