Developers Boost 2023に登壇します。
以前は単なる参加者として会場にいました。 リスペクトできる方々が登壇しているのを見ていただけに、今回30歳ぎりぎり、ラストイヤーで登壇側になれたことが嬉しいです。
「Session4 自分だけの、誰も想像できないキャリアの育て方」
私は唯一の公募による参戦です*1。
07/01 15:20 ~ 15:40からです!当日参加のみなさんぜひセッションでお会いしましょう*2。
さて、このセッションの背景について当日では伝えきれない部分があるのでお話します。
キャリアと偶然の関係性
私は職種、国、性別、年齢は関係なく、キャリアと偶然は関係していると考えています。
私が今ソフトウェアエンジニアとして働いているのも選択と偶然の積み重ねです。選択によって生まれた偶然と、その中にあった(自分の人生やキャリアにとっての)幸運が今を作っている。
そういった経験は、誰しもあると思います。
なお、大きな偶然や幸運だけでなく、小さくて気が付かない偶然が実はしょっちゅうそこらへんに転がっているものです。 その偶然は、自分の選択次第では飛躍的に数を増やすことだってできる。 それが本当なら、面白いと思いませんか?
「キャリアと偶然は関係している」という理論がある以上、再現性のある技術として捉えています。私たちは技術者ですから、やってみようではありませんか。
その内容はぜひセッション会場、あるいは懇親会にてお楽しみに。スライド資料は後日公開予定です。
私について
キャリアと偶然の関係性について、初めて触れたのは2018年の技術書典で執筆した同人誌「セイチョウ・ジャーニー」でした。
元々作家になりたかった私は、この機会を逃すまいと本を製作しました。結果的に、それがよい偶然を生みました。
- 本は作れる、という自信
- その本が読まれて感想がもらえる喜び→作家としてもしかしたらやれるかも、という気持ち
- しばらく同人誌製作を継続
- 自分の執筆スタイルの確立
- 出版社を紹介してもらう→自信を持ってPRできる状態になっていた
- 出版☆
最初は小さなきっかけかもしれませんが、それがキャリアに関係してくる日がやってくるかもしれません。
私は現在ソフトウェアエンジニアですが、元々はITインフラエンジニアです。 どうしてITエンジニアになったのかを聞かれたときは「キーボードに文字打つのが好きだったんで」くらいしか理由がないです(面接ではあれやこれや言ったかもしれないですが……)。
シンプルな理由で始めてしまったがために、辞めたいときもあったし、はじめて転職するときにもこの職業を続けるか迷ったこともありました。 ところが継続していたら、自分が「キーボードに文字打つのが好き」になったきっかけと出会ったりと、面白いことが起きたりします。
楽観的に始めたことでも、継続していると自分にとってよいことが起きたりします。本登壇では、そのような偶然を実際に起こすためにできることや考え方を紹介する予定です。
なお、本登壇の元ネタは拙著であるTエンジニアのための偶然から始めるキャリアプラン -好奇心が導く予想しない未来-
を再編しています。気になった方はぜひAmazonで!
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